top of page
検索
  • 執筆者の写真kinopix

『至高の縄文鍋』プロジェクトに参加

更新日:1月9日


近年、東京湾で復活をしているイボキサゴ


千葉県の加曽利貝塚の貝塚はこの小さな貝を中心に形成されているという。


つまりは縄文時代、この貝を丘にそんなにもたくさん運んできたということがわかります。


もちろん、基本、食糧として使われたはず。


でもこの貝のサイズは小さすぎます。


どのように食べられていたかは謎なので、それを解き明かす研究が始まりました。


それが『至高の縄文鍋プロジェクト』なのです。


この詳細はおいおい語るとして、


第一回至高の縄文鍋を作るイベントにNHKの『新日本風土記』の取材に来られ、


BS放送で『縄文の旅』の回で無事、放映されたのが2023年1月6日。






取材の日のために、8月に入って、毎日作りました。


100人前の準備です。(実際は野菜が多すぎて、そんなに使わなかった^^)



これが『どんぐりヌードル』どんぐり100%です。


縄文時代やっていたら、5000年ぶりのリバイバルってことになるかも知れない。


使ったものはどんぐりの澱粉たったそれだけ。


作り方に工夫をしました。


麺がスポンジ状になっていますから旨味をうまく吸収することが出来るのがポイント。


どんぐりの澱粉は他に、ハゼのつみれの繋ぎにも使いました。




取材の日は、まずはイボキサゴの出汁を振るまいました。


イボキサゴは出汁を濃縮すると蛤のスープと相違ないです。


そのあと、至高の縄文鍋を作りました。



鍋には、イノシシのお肉と、イノシシの拳骨(骨髄)でも出汁をとったものを使います。




そして、評判のよかったのがアナグマ。


縄文時代、アナグマも食べていたそうです。


冬前に脂肪を蓄えるのですが、この個体は、理想的な脂肪の厚みがありました。


他には、シーバス、クロダイの切り身、


ハゼやキスのつみれなんかからも出汁がでてたと思います。


野菜は、蓮根、牛蒡、里芋、栗、百合根


きのこは、なめこ 


海藻類は昆布


薬味にシソとミョウガ


調味料は要りません。イボキサゴの出汁そのものが調味料です。





和食のルーツ、ここにあり。






2023年も大潮の日に、イボキサゴを採りにいきました。


イボキサゴのスープは準備おっけいです。


第二回至高の縄文鍋の試食会、今度はどんな風になるのかな?


ちょっと今から楽しみだ。


おしまい。



閲覧数:22回

最新記事

すべて表示
bottom of page